ナリネクリームの特徴と試験結果
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アルメニアでのナリネクリームの試験結果
鼻腔と手の皮膚における黄色ブドウ球菌保菌の相関関係
A. Dz. ハンバルツミャン、M. M. テルステパニアン、A. A. バルセギャン、M. G. ボスタンギャンエレバン国立医科大学、アルメニア国エレバン
- 院内感染問題の重要性は疑う余地がありません。この問題には多くの理由がありますが、そのひとつは、医療機関のスタッフが黄色ブドウ球菌の院内株を健康な状態で広く保有していることであり、これが化膿性敗血症性院内感染の主な原因となっています。
- エレバンにあるクリニックの外科部門のスタッフの中から黄色ブドウ球菌の保菌者を特定するために、私たちはこの部門の従業員60人を検査しました。塗抹標本は、鼻腔の前部と手の皮膚から 1 か月間隔で 3 回採取されました。
- 鼻腔から分離されたブドウ球菌を同定した結果、黄色ブドウ球菌の常在保菌者が30%を占めることが判明しました。残りの70%は表皮性または腐生性のブドウ球菌で、3つの研究すべてにおいて分離されました。
手の皮膚から分離された微生物を同定したところ、91.7%の症例でブドウ球菌、カンジダ属真菌、大腸菌の増殖が観察されました。同時に、分離されたブドウ球菌のうち28.3%が黄色ブドウ球菌でした。 - 鼻腔と手指の皮膚から黄色ブドウ球菌を同時に分離した従業員は11名(18.3%)でした。
- 乳酸菌の代謝産物を含むナリネクリームで鼻腔内を除菌したところ、常在保菌者数は7人(11.7%)に減少しました(P<0.02)。
- 上記のクリームで医療従事者の手を処理した後、ブドウ球菌、カンジダ属真菌、大腸菌の増殖が観察された割合は31.7%となり、約3分の1に減少しました。(P<0.001)。分離されたブドウ球菌のうち、黄色ブドウ球菌の割合は6.7%でした(P<0.001)。